脱保湿
脱ステほど有名ではありませんが、脱保湿についてお話したいと思います。
一言で言えば全ての保湿剤をやめるということです。
脱保湿が必要か必要でないか?
あなたはどちらだとおもいますか?
答えは『最終的には必要』ということです。
実は人間の体は長い間、保湿剤を塗り続けていると皮膚が外の空気に適応できなくなってしまいます。
筋肉が使っていないと衰えてしまうのと一緒です。
ですので、完治を目指すうえではやはり脱保湿は必ず通らねばならない道になります。
ここで、問題になるのがいきなりやめるか、徐々にやめるか。
そしてやめるタイミングです。
このやめるタイミングですが、一番適しているのは最終段階だと思います。
つまり完治の一歩手前の状態です。
ここまできていればいきなりやめても、徐々にやめてもどちらでも良いと思います。
ステロイドの影響を受けていない状態で、なおかつ生活の改善がある程度進んだ状態。
保湿剤はステロイドと違って薬物的な作用はありません。
ですが、ここでひとつ言わなければならないのが保湿剤には依存性があるということです。
長期間にわたり保湿剤を使用していると皮膚が保湿剤への依存状態に陥ります。
つまり保湿をしないと生きていけない体になります。
そして、アトピーの人がいきなり保湿をやめるとステロイドをいきなりやめた時のような
リバウンドに似た症状に陥ります。
また、保湿剤の種類によりこの依存しやすかったりしにくかったりします。
ワセリンよりも水溶性の保湿剤のほうが依存性は低いです。
もし切り替えられるなら水溶性の保湿剤をお薦めします。
耐えられるのであれば、いきなりやめても良いのですが
最終段階で徐々にやめることによりより体への負担を軽減させることができます。